学校紹介

会社方針学校紹介

南中学校は、大館盆地の南端にある二井田・真中地区に位置し、南に遠く森吉山、北に大館のシンボル鳳凰山を望む、自然豊かな学校です。周辺には水田・農園・果樹園が広がり、大館の農業の中心地となっています。また、近年は、学区内にある大館工業団地に様々な業種の企業が進出し、工業生産も活発になっています。

全校生徒は６０人と決して大きな学校ではありませんが、恵まれた自然環境と地域の温かい支援の中、のびのびと学校生活を送っています。

校長先生メッセージ

「自律と共生」～社会へ踏み出す力づくり～

校長　御船　美喜雄

　創立６０年目に当たる令和６年度の南中学校は，４月５日に新入生１９名が入学し，学級数５学級，生徒数６２名（昨年度より２名増），教職員１７名でスタートしました。

　本校は，開校以来，校訓「すなおに・ただしく・はつらつと・たくましく」の下，『目指す生徒像』として，「明るく，心素直な生徒」「礼儀正しく，思いやりのある生徒」「新たなことに進んで活動する生徒」「物事を最後までやり抜く生徒」を掲げて，徳・知・体バランスのとれた生徒の育成に努めております。

　さて，本校の学校教育目標は，「なりたい自分を求め，自ら考え判断し，行動する生徒の育成」です。この学校教育目標の具現化を目指すための学校経営の重点キーワードとして「自律と共生」～社会へ踏み出す力づくり～を掲げています。この「自律と共生」を合言葉に，生徒会活動はもとより，一人一人がＰＤＣＡサイクルを意識して取組を振り返りながら自分自身を高め，学校生活の充実を目指しています。学習面では，自分の学び方のスタイルを探り，家庭学習の取り組み方を見直したり，南中独自の学び合い「直耕(じっこう)タイム」を通して主体的に考え，共感的，協働的に学び，理解を深めたりすることができるようになってきています。更に，地域を元気にするために展開している本校のふるさとキャリア教育の核である「Challenge55+(チャレンジ55+プラス）」による地域貢献活動は，昨年の「南中ハチ公生誕100年プロジェクト」に見られるように年々進化を続けています。そして，この「自律と共生」を支えるキーワードがスローガン「あいさつ・拍手・歌声」と，学習の３つの「あ」(「顔があがる・手があがる・声があがる」)の取組です。この「あいさつ・拍手・歌声」と３つの「あ」は南小学校，南中学校の共通実践として小学校段階から取り組んできています。教師及び生徒全員が常にこの２つの小中共通実践事項を意識し，特に「あいさつ・拍手・歌声」については，教育活動全体で，諸活動の実践に結び付けていくことにしています。また，昨年度から南学区学校運営協議会（コミュニティスクール）がスタートしました。運営協議会での検討を経て，今年度の運動会は小中合同で開催することにしています。今後も活力ある地域コミュニティの核となる学校を目指し，地域の皆様と手を携え，更なる小中連携の強化にも努めていきます。

　結びに，学校経営の基盤は何といっても教師と生徒，そして保護者・地域との信頼関係にあります。今年度も職員一同，保護者や地域の皆様と共に，教師と生徒，そして，生徒同士が共感的な人間関係の下，生き生きと学習や諸活動に取り組む「ふるさとに根ざす元気な学校づくり」を進めていきたいと考えております。